9/24(地学第5回)

1.原生代の始まり

【縞状鉄鉱層】原生代の海には鉄イオンが大量に含まれていて、シアノバクテリアが生成する分子状のO2と反応しあい酸化鉄が大量に沈澱した。生成物は海底に縞状に堆積

した。大量の酸素が海の中に放出されていった。

その後、海中の鉄イオンを使い切ってしまい大気中に酸素が放出される。CO2はシアノバクテリアに吸収(光合成の影響)されていく。結果、大気中のO2濃度は上昇、CO2濃度は減少していった。

O2濃度上昇により、この頃から好気性原核生物が出現したと考えられている。

 

2.真核生物の出現

【真核生物】DNAを核膜で保護する生物。

大気中のO2濃度が上昇したことにより、遺伝情報を酸化されない形に進化した真核生物が現れる。

【細胞内共生説】原核生物が真核生物内に取り込まれたことにより、真核生物の

細胞内小器官になったとする説。動物にはミトコンドリア、植物には葉緑体のような核とは異なるDNA構造があること、二重の膜構造があることから有力な説とされている。